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【浅香豊】本文: 韓国経済の現状と課題

【浅香豊】本文: 韓国経済の現状と課題

三か月ほど前に浅香さんはこの韓国経済って結構やばい状態なんじゃないかな

というふうにさせていただいたんですが、まだその続報がね、あまり聞かれないところなんで、

実際のところはあまりなったと思うんですね。

まあ前回話した時にはうん、もう黄信号と思ってますよっていう、そういう感じだったと思うんですが。

赤信号がともり始めてますよと。

ええいうところで、さらにちょっと一段、ええ悪い状態に変わってきたというふうに、

まあ見ればいいかなという感じです。

で、アメリカの金利が今あの、どんどん上がってきて、まあ十年物のその国債とかで、

だいたい今5%ぐらいになったりしていますけれども、まあ要はそのアメリカも

ドルに対してどんどん負けるっていうことになると、

輸入物価がどんどん上がってインフレ傾向になるっていうことがあるから、

追加止めにしっかり合わせるってわけにもいかないんですけど、

ある程度金利を上げて、まあそれをコントロールしていかないといけないねっていうところに、

まあ追い込まれているのでその高金利がその韓国でも続いている。

その結果として結構、経済に痛みが出てきている。

そういうふうに見ればいいかなと思います。

そうすることによって、限りの借金の返済に困っているというのは増えているでしょうか?

うん、まさにその通りですね。

その稼いだ利益では、その借りたお金の元本返済ができないどことか。

ああ、その利払いも充分できない。

そういうような。

ああ、会社がですね、上場企業に関してもなんですが、だいたい五社に一社、

至っているということが言われているんですね。

これ2016年の段階ではええ9.3%だったんですが。

これは去年の段階で、実は17.5%、そこまで上がったんですよ。

で、今年さらにこれはかなり悪化しているだろうというふうに見られているんですけれども、

それは何かというと、今その韓国の企業の平均的なその売上高営業利益率。

これ、一年前が6.5%だったのが、今4.5%までつまり二ポイント下がっているっていう状態になってるんですね。

で、借り入れの金利はざっとですね一年前に比べて平均すると1.2ポイントぐらいこう上乗せされているような。

そういう状態になってます。

だから、借り入れの金利が上がっている、営業利益率が下がっている、

ダブルパンチできてるんで、今年は相当厳しいなあというふうに、

まあ見て間違いないんじゃないかなと思います。

今いただいたのは、これ上場企業の話なんですが、中小企業はどうでしょうか?

そうなんですね。

その韓国も日本の場合と同じように、そのコロナ期はですね、

そのいろんな形で支えないといけないということで、その低利融資や、

その返済を遅らせるという、まあそういうような感じのことをやって、

まあなんとか支えるっていうことをやってたわけですが、まあコロナも収まってきたので、

正常化していかないといけないねということになってくると、それらのものがですね、

この返せなくなるというような、そういうことが。

実際に広がってきているということになります。

韓国の今年の法人破産は、まあざっとですが、1500件から1800件の間ぐらいに

なるんじゃないかっていうふうに今見られているんですけれども。

これ、リーマンショックの時の2009年の時なんですが。

実は法人破産は韓国ではですね、226件だったという話なので。

なんとこの七、八枚に上るその破産が今年一年間で生まれるんじゃないかという感じになってきてるんですね。

今、企業の話見ていったんですが、個人はどうでしょうか?そうですね。

韓国には個人再生と言われるええ仕組みがあるんだそうですが。

私もね、ちょっと細かいことまで調べきれなかったんですが、

おそらくは日本の個人破産と同じようなものだというふうに、見ていいかなと思ってます。

で、これもですね、今年、去年と比べると、今のところペースとしては40%増しのペースで、

増加しているという状態になるんですね。

で、これは自営業者がバンバン、あの廃業に追い込まれている。

そのことによって起こっているわけなんです。

韓国ではその小企業主であるとか、自営業者であるとか、まあ彼らがまあそのお店をやってたりするような、

そういう期間の間に、お金を少しずつ蓄えて、で、これをええ積立金にしておいてで、いざもう。

それをやめますっていう時に、まあそれを退職金がわりにですね、

それを当てるという、そういう制度があったりするんですけれども、

この取り崩しがこれまたですね、去年と比べると、すでに40%以上増えているという状態なんですね。

つまり、目先のお金が足りないから、もう廃業して、これ取り崩すしかないねと。

そういう動きがかなり強くなっているというふうに見ればいいかなと思います。

これ、個人が銀行からお金を借りる場合ですね。

金利ってどれぐらいなんでしょう?

不動産などのちゃんとした物的担保がもう100%があるという、そういう状態での

平均貸出金利というのは年5.4%、まあこれはあ、一年前が4.2%だったんで、

まあそこから1.2ポイントぐらい上がっているという、そういう状態なんですね。

充分な担保がなければ、当然ながら金利っていうのは相当高くなっていくっていうことになるわけです。

クレジットカードを使っての貸出金利はすでにですね。

平均で17.5%ぐらいまでええ上がってきているという状態なんですね。

そもそも今定期預金金利が。あ、預け入れの金利ですね。

これがもう年5%を超えているような状態なので。

これで利益が出せるような金利じゃないと、その一般の人たちにも勝つことができない。

そういう状態になっているので、非常に高い金利になってきているというのは、

こういうところからもわかるかなと思います。

韓国は韓国の医者っていうのは多いねだと言われてますけれども、

今、個人どれぐらい借金をしているんですか?

いかがですかっていうと、うん、そうですね、ええとね、日本の場合は、

その住宅ローンであるとか、カーローンであるとか、このあたり全部含めてなんですけれども。

GDPに対してええ個人のええ借り入れっていうのは、ええざっと65%ぐらいになっているんですね。

で、韓国はこれがどうなっているかっていうと、現段階で今108%ということで。

日本の単純にそういう計算で行くと、1.5、倍以上多いという状態に今なっているという感じです。

しかもその韓国は今、日本とは全然違う、その高金利の状態になっているわけですから、

平均の借入コストがまあ金利7%だということでもって、単純に計算をすれば、

GDPとほとんどその個人の負債の額が同じということになりますから。

なんとGDPの7%分のですね。

個人がですね、これなんとか払ってやっていかないと、やっていけないような状態になっている。

そういうふうになると、これ相当重たい負担がですね、

今、韓国の国民に加わってるっていうのがわかるんじゃないかなと思います。

で、それから韓国にはですね、多重債務者。

これは三つ以上のその金融機関からお金を借りてるっていう。

その多重債務という扱いになるんですが、この多重債務者が448万人いるということが報じられたんですね。

韓国の人口ってだいたい5000万ぐらいなんですよ。

そうすると単純計算すると、その生まれたばかりの赤ん坊から、もうその寝たきり老人に至るまで、

全体合わせた人口の中で9%がですね、この多重債務者にすでに陥っているという、

そういう状態になっているってことになってきます?多いですね、すごい多いですよね。

で、これ、多重債務者になると月どれぐらいこう、給料を借金に充てるような計算なんでしょうかね。

これは多重債務者の平均値で言うと61.5%なんですよ。

そのイメージちょっとしにくいと思うんで。

日本円で換算すると月給25万円ですって言った時に、その借金の返済に15万円支払って。

残りの10万円で生活をやりくりして暮らしているという、そんな感じのイメージに

今なっちゃっているという状態なんですね、これだけ最後に縛られてしまったら、

だから15万円払って残り10万円しか使えないんですね。

消費税も響きますよ、これ、当然そういうことになってきます。

商品の売り上げにも結構ブレーキがあかかってきたっていう状態なんですね。

韓国の8月の実質小売売上高実質って書いてあるのは、要するにまあインフレ分を。

調整して考えるとっていうことになりますが、これが前年同期比で-5.2%。

相当大きなブレーキがああかかっているということがわかると思います。

この8月の一か月前の7月の段階で-3.3%だったりしたんですが、この時は。

7月はね、豪雨が続いたからね、なかなか人がこう外に出ることもなくて、消費が低迷したんじゃないの?みたいな。

そういう感じで言われてたんですが、8月は特にそういうこともなかったのに、

7月を上回るそれだけのマイナスになったという。

ということなので、7月の落ち込みもですね。

これは豪雨のせいではなかったんじゃないか。

そんな感じのことも言われるようになって。

かなりそういう点においてはですね、この深刻な状態になってきているということなんですよね。

その韓国も中国本当じゃないに白黒のその韓国は?

なんか報道していたってあるんですが、まず今説明していただいたような状況で、

いよいよってまず崩壊みたいなことになるんでしょうかね。

そうであると、普通は思いますよね。

実際、あの、去年の前半あたりがピークになって、一旦その不動産価格は

結構下落してくるという形になって、おお、いよいよ韓国バブル崩壊だ。

みたいな感じになってたところがあったんですが、なんとここまで下がった、

ここが押し目買いだみたいな感じでもって、あの今その住宅を新たに購入する力というのが結構強まって。

なんとバブルの最年現象みたいなものが、ちょっと起こってるっていうところがあるんですよね。

で、ただこれだけその無理して負債を増やしている、そういう状態になっていると、

これはそんなに長続きするものではないだろうというような感じになるので、

いつかっていうことまでは、あの、明確に伝えることができませんが。

これはもう崩壊するのはこれ避けようがないんじゃないかなというふうに私は見てます。

韓国のこう金利はまだまだ。ずっと考えていいでしょうか、

これはアメリカのの金利が高いから、それに合わせてあげざるを得ないっていうことが。

背景としてもあるんで、アメリカの高金利がいつまで続くかってことになるわけですが、

アメリカの高金利はこれはまだまだ続くぞというのが、これがもう一般的な見立てになってきてます。

、この高金利状態が長く続くということに関しては、

パウエルFRB議長なんかもですね、この何度も口にしているようなところなので、

もうこれはもう既定路線だというふうに、まあ見た方が良いかなと思います。

だとすると、そのドルに合わせて金利を上げておかなくてはいけないっていう状態になっている。

以上ですね。

韓国の高金利も続かざるを得ない。

そうすると、この痛みがどんどんですね。

こう大きくならざるを得ない、そこからは逃れられないということになるんじゃないかと思います。

だからもう韓国経済に間違いなくひどい状態で、そういうのはあまり上がりがなくなさそうです。

まさにそのまま。どこまで行くのかというので。

注目ポイントですね、まさにそういう感じになります。

ただ、これが韓国だけの話なのかっていうことも考えてほしいんですよね。

インフレとこの高金利に悩まされているっていうのは、別に韓国だけじゃないじゃないですか。

で、我が国はまだそのゼロ金利というか、まあマイナス金利というか、

そういうことを続けている状態だったりするので、まあその金利なんて言うのも

大したことがないから、まあその辺の痛みは感じないっていう状態なんですが、

まあそれでもやっぱり輸入物価が上がってきて、物価が上がってきていることに対して、

まあ不満というものがああ、結構出てきたりしますよね。

ただ、これ日本っていうのは、世界的に見た場合、この程度に収まってるっていうのは。

もう世界の中で一番いい状態なんじゃないかって言ってもいいような。

まあそういうあり方なんで、ほかの国はもっともっと苦しい状態になってきているっていうことがあるわけなんですね。

で、そうするとどこが発火点になるかっていうのは分からないです。

小さい国だったら、もういくつもあの破綻してる国っていうのは出てきてるわけなんですよ。

あのずいぶん前に扱った、例えばラオスのこととか、あの山根さんと扱ったことがあったりしたと思うんですけど。

ラオスとかも破綻してるし。

あのエジプトとかも危ないですよって言ってて。

エジプトも今、IMFとなんとか助けてくださいみたいな感じで、ええやってたりとか。

まあとにかく世界中そういう感じで、もうあの小さい国であれば、

まあ破綻みたいな感じのことっていうのは生まれているわけなんですが、

これが中堅規模の国、まあ特にこの韓国ぐらいの国がそういう感じで破綻っていうふうになった時に。

その他の国々に対して大きな波及的な影響力というものが、

ええ考えられるんじゃないか?そうするとその1997年のアジア通貨危機の時みたいにですね、

次々にこう連鎖してですね、行くんじゃないかで、アジア通貨危機の時はまだそのなんて言うんですかね、

その一部の新興国でおかしな状態になってたっていう話だったりするわけですが、今回は。

全世界的にこの高金利の問題、インフレの問題に悩まされてるっていう状態からいくと、

もっと広がりが強くなるかもしれない。

そういう点においては、あの楽観視できないんじゃないかな、なんていうふうに思っています。

韓国経済を注視していきたいところですね。

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