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【中国見聞】本文: 中国不動産市場の崩壊と影響

【中国見聞】本文: 中国不動産市場の崩壊と影響

もう住む場所もお金もありません。

住宅ローンは返せません。

家は裁判所に差し押さえられました。

頭金は戻らず、この数年支払ってきたローンもすべて無駄になりました。

その上、まだ約600万円の借金が残っています。

不動産業界の崩壊と経済の低迷により、2025年の最初の二ヶ月で中国本土では差押物件の数が急増しました。

上海のような一線都市でも同じ状況です。

中国指数研究員の差し押さえ競売物件データベースによると、1月から2月の間に中国で競売にかけられた物件は。

累計17万2千戸に上り、実際に落札された件数は約28,200件。

初回の入札で落札された割合は13.7%でした。

ただし、こうしたデータはあくまで参考値に過ぎず、住宅ローンを介せず差し押さえられた物件数は

実際にはさらに多いでしょう。

住宅価格の暴落により。

中国の多くのセルフメディア上では、号泣した債務者の姿がいたるところにあります。

ローン返済を断念したある所有者は絶望して泣き崩れました。

また、自宅が競売にかけられそうになった人が、衝動的にすべての内装を壊してしまいました。

今日はこの問題についてお話しします。

上海では差押物件の数がどんどん増えています。

知っていますか?先月、上海では新たに500戸以上の住宅が差し押さえられました。

そのうち200戸以上が現在競売中で、300戸以上がまもなく競売にかけられます。

この数は毎日増えていて、しかも悪化の一途をたどっています。

現在上海でこれほど多くの住宅が差し押さえられている根本的な原因は、

一部の住宅価格があまりにも急激に下落しているからです。

多くの人が頭金を失っただけでなく、住宅の現在の価値が以前のローンの金額よりも

数百万元も低くなってしまっています。

ここに一つの実例があります。住宅地の持ち主は2020年不動産価格のピーク時に家を購入しました。

当時の価格は一平米あたり約200万円でした。

四年間ローンを返済しましたが、今の価格は一平米あたり約86万円しかありません。

今は売却したとしても損失が出るのは言うまでもなく、さらに数百万元の借金が残ることになります。

持ち主はローンを払うくらいなら一層、返済をやめたいと言っています。

同じ時期に家を買った周囲の友人たちも同様に返済を断念しています。

市場を悲観しているわけではなく、これが現実であり、血のにじむような教訓なのです。

徐州のある業界関係者は動画の中で、全国の差し押さえ住宅の数はすでに百万戸近くに達していると述べています。

差し押さえ物件が増加していますが、競売での成約率は20%にも達していません。

つまり、銀行が保有している約百万戸の住宅のうち、80万戸以上が売れずに、

ただ価値のない鉄筋コンクリートの塊になってしまうということです。

そのため、銀行ももはや写真を撮って競売に出すことすら面倒に感じています。

徐州では差し押さえ物件の競売の成約率はわずか20%程度です。

彼はこう語っています。

中にはすでに1 2年の返済を止めている人もいます。

銀行は差し押さえをするどころか、担当者が毎日のように電話をかけたり、

自宅を訪ねたりして、毎年少しずつでも返済してくれないかとお願いしてきます。

金利を下げるか?場合によっては無利子にしてもいいと言ってきます。

でも、せめて元金だけは返してほしいと頼むのです。

それでも返済資金がなければ、銀行で働きながら返済できるように仕事まで紹介ししてくれます。

とにかく返済を止めないでくれ。というわけです、

裁判所はなぜ強制的に競売を行わないのでしょうか。

このブロガーは次のように説明しています。

ローンが支払えなくなった人の中には、自分の家が競売にかけられるとして気持ちの整理がつかず、

過激な行動に出る人もいます。

福州市の住民。王良さんは住宅ローンの返済が滞り、裁判所が彼の名義の家を競売にかけようとしていました。

ところが、競売前に王良さんは家の内装をめちゃくちゃに破壊しました。

ドアや窓は取り外され、キッチンやトイレの天井、壁のコンセントも取り外されていました。

さらにキャビネットの扉は壊され、トイレや洗面台には大きな穴が開けられていました。

あるネットユーザーが家の内装は自分でやったものだから、壊しても問題ないと思っていますしかし、

法律の専門家はこう指摘しています。

中国の民事訴訟法の規定によれば、裁判所が差し押さえた財産を故意に損壊した場合。

軽いケースでは警告、重い場合は罰金や拘留の対象となり、さらに刑事責任を問われる可能性もあるとしています。

また、別のネットユーザーは確かに家主はその時スッキリするかもしれないが、

結果的に家の売値が安くなるとコメントしています。

さらに別の人はこう書いています。

私の家も競売にかけられますが、私はそんなことはしません。

銀行に協力的に家を明け渡し、きれいに掃除して競売にも協力します。

少しでも高く売れてほしいからです。

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