【鮫島浩】概略:選挙戦略・過去選挙結果・党内戦略
選挙戦略と情勢分析
今回の参議院選東京選挙区は通常6議席に加え1議席増の計7議席が争われる。
国民民主党は東京で議席がなかったが、30代男女2名を擁立し2議席獲得を目指す。
NHKアナウンサーの牛田まゆ氏と会社員の奥村氏が候補で、都民ファーストとの連携や組織票の集約が鍵となる。
自民党は裏金事件の影響で勢いを失い、2議席獲得は困難。
現職の武見敬三氏に組織票を集中させるため、2人目候補の擁立を巡り党内が混乱。
公明党は山口那津男元代表に代わり新人の河村氏を擁立し、基礎票で1議席は堅いと見られる。
共産党は山添氏・吉良氏の2名体制で、東京では依然として強く1議席獲得が有力。
立憲民主党は現職の塩村氏の当選も盤石ではなく、2議席獲得は厳しい状況。
維新は首都圏で勢いを失い、音喜多氏の出馬も不透明。
令和新選組は支持率上昇中で、山本太郎氏ほどの知名度がなくても当選圏入りの可能性がある。
昨年の総選挙で国民民主党と令和新選組が躍進し、国民民主党は野党トップの支持率となった。
石丸信二氏が立ち上げた「再生の道」も参院選に参入予定で、候補者次第で当選圏に入る可能性がある。
過去選挙結果の振り返り
2022年は自民党朝日氏がトップ当選、公明党拓哉氏、共産党山添氏、立憲蓮舫氏、
タレント生稲氏、令和山本太郎氏が続いた。
2019年は自民丸川氏が100万票超でトップ、公明山口氏、共産千田氏、立憲下村氏、
維新音喜多氏、自民武見氏が当選した。
今後の展開と予測
トップ当選は国民民主党牛田氏、公明党河村氏、共産党吉良氏が有力。
自民・立憲は現職優先戦略を取れば武見氏・塩村氏が当選圏だが、2人擁立にこだわると当選は確実でない。
残る2枠は国民民主党奥村氏、維新、令和、再生の道が激しく争う展開が予想される。
著名人の出馬や候補者の個人魅力が勝敗を左右する。